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日常画像記録(気まぐれ不定期更新)現在、過去、未来?/2004〜2018/Hatena2019.3〜 

納屋で眠っていた希少な「ダッジ・デイトナ」がオークションに 2015年 12月 25日

http://jp.autoblog.com/2015/12/19/rare-dodge-daytona-barn-find-auction/


納屋で眠っていた希少な「ダッジデイトナ」がオークションに

アメリカのアイコン的存在のクルマが、フロリダ州キシミーで来年の1月に行われるメカムのオークションに出品される。クラシックなクライスラー車にこだわるレストアショップのオーナー、チャーリー・ライオンズ氏が所有する、1969年型「ダッジ・チャージャー・デイトナ」だ。それまで2人のオーナーの手に渡り、数十年間アラバマ州グレンウッドの納屋に眠っていた1台を同氏が見つけたのだ。チャージャー・デイトナは、NASCARデイトナ500」レース参戦用のホモロゲーション・モデルとして、1969年に503台のみが製造された。それから18カ月の間、同車とその後継車である「プリムス・ スーパーバード」は、NASCARのトラックで圧倒的な強さを誇る。しかし、ロードカーとして市販されたチャージャー・デイトナは、全長が約5.5mもあ り不格好だと批判を受け、当時の人気はいまひとつだったため、ほとんどの車両が雑に扱われるか廃車にされてしまったが、現在でも385台前後は現存していると考えられている。

ライオンズ氏によると、このクルマの最初のオーナーは町の下級裁判所の裁判官で、彼の妻への贈り物だったそうだ。その後、1974年に当 時弱冠18歳だった2人目のオーナーの手に渡る。大学の春休みにフロリダ州パナマシティまでドライブするために 1,800ドルで買い取られたこのクルマには、フロント・フェンダーに炎が描かれ、ドアにスキャロップ・ペイントがホワイトで施された。納屋で発見された この個体は、一切改造されておらず、ドライブトレインやボディの製造番号も全て一致しており、出荷当時のままオリジナルの状態を保っていることが確認され ている。ボディ・カラーはR4チャージャー・レッドにホワイトのテール・グラフィックの組み合わせ。特徴的なリア・ウイングとノーズ・コーン、純正オプ ションのヘッドレスト付きバケット・シートやクロームメッキされたフロアシフターなども当時のままだ。3速トルクフライト・オートマチック・トランスミッ ションと440キュービックインチ(7.2リッター)のマグナムV8エンジンを搭載し、走行距離は2万553マイル(約3万3,077km)に過ぎない。

ホットロッド専門誌『Hot Rod』は、 ライオンズ氏がチャージャー・デイトナを発見し、そのクルマを自分に売ってくれるようオーナーを説得した経緯についての記事を掲載している。買値につい て、ライオンズ氏は「靴箱に詰め込んだ紙幣」で十分払える破格値だったと冗談交じりで話したそうだ。クラシックカー専門の自動車保険会社Hagerty社 によれば、コンクール・コンディションなら26万2,000ドル(約3,180万円)の値が付くとのことだが、メカム・オークションズの見積り価格は15 万~18万ドル(約1,820~2,180万円)。かなりの高額に思えるが、今年1月に行われたメカム・オークションズ主催キシミーのオークションでは、俳優のデヴィッド・スペード氏が、完全にレストアされたヘミ・エンジン搭載の1969年型チャージャー・デイトナを90万ドル(約1億円)で競り落としている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

 

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